フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯 第1日(5日、関空アイスアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界選手権銅メダルの千葉百音(木下グループ)は自己ベストまで0・33点に迫る73・11点の高得点をマークした。

 演目を昨季の「ラストダンス」に戻した挑んだ今大会。

鮮やかなピンクの衣装を身にまとい、冒頭のフリップ―トウループの連続3回転、続く2回転半、後半の3回転ルッツをすべて着氷。得点を確認すると驚きの表情を浮かべた。

 「自分のなかでも去年より魅力的でチャーミングなプログラムにしたいという思いは強かった。それが上乗せされて、今日は自分で勝手にプレッシャーを感じてしまったりもしたけど、自分も楽しんでできた。練習の時みたいな余裕のあるジャンプっていわれると、そうでもないものもあったので、そこはこれから場数を踏みながら、また今年の新しい『ラストダンス』をしっかり作り上げていきたい」と振り返った。

 「さくらさくら」から「ラストダンス」に変更して迎えた国際大会初戦だった。「自分ができる最大限に魅力的な『ラストダンス』を作ることに専念。気持ちを込めている。とにかく最高の『ラストダンス』を作っていきたい」。ミラノ・コルティナ五輪シーズンでの、さらなる飛躍を目指す。

 6日のフリーにむけては「国際大会初の『ロミオとジュリエット』なので、いつも通り足を信じて、一本一本ジャンプを丁寧に跳べたらと思う」と語った。

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