卓球 ノジマTリーグ(6日、大阪・池田市五月山体育館)

 女子で首位の日本生命が今季ホーム初戦で同5位のトップ名古屋に3―1で今季4勝目(1敗)を飾った。勝ち点「13」に伸ばし、首位をキープ。

第1試合のダブルスで笹尾明日香、麻生麗名組が2―0で快勝し、第2試合のシングルスは17歳の面手凛が小塩遥菜に2―3で惜敗。1勝1敗で迎えた第3試合に主将の早田ひなが登場。世界ツアー参戦のため約1か月ぶりの出場となり、木村香純を3―0で下した。第4試合は朱芊曦(中国)が3―1で勝ちきった。

 大黒柱がホーム初戦を沸かせた。1勝1敗で託された第3試合。今季主将に就任した早田がストレート勝ちでチームに流れを引き寄せた。チームとしてもホーム初戦で勝利。主将は「1―1で回ってきてすごく緊張したのですが、(ゲームカウント)3―0で勝つことができて、チームとしては2―1で回すことができて良かったです」と安堵(ど)の表情を浮かべた。

 第1ゲーム(G)を11―8で奪うと、接戦の第2G。打倒・早田で向かってくる木村に対し、両ハンドのラリーで組み立てた。相手に先にゲームポイントを握られたが、こん身のフォアドライブで粘った。

10―10の場合に1点を取った方が勝利するTリーグ独自のルール「1本勝負」に持ち込み競り勝った。第3Gも8―6から連続得点で、マッチポイントから最後は力強いフォアドライブで勝負を決め、ホームの歓声に笑顔で応えた。

 昨季は左腕負傷の影響もあり、上位チームが進出するプレーオフに参加できず、チームもリーグ2連覇を逃した。早田は今季、昨季の悔しさを胸に、主将に就任。Tリーグと同時期に行われる世界ツアー参戦のため出られない試合もあるが、今季に懸ける思いは強い。7日は同会場で同4位の京都と対戦。チームが目標に掲げる「王座奪還」へ、エースとして、主将としてけん引する。

編集部おすすめ