◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―レッドソックス(6日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が6日(日本時間7日)、敵地のダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」でスタメン出場し、出場14試合ぶりの打点を挙げた。

 2回裏に3点を先取された直後の3回表2死二塁で迎えた第2打席。

カウント2―2と追い込まれながら、外角へのチェンジアップを逆らわずに打ち返し、遊撃の頭上を越す中前打。二塁走者のイートンが生還し、1点を返した。

 先月16日のマーリンズ戦以来、出場14試合ぶりの打点となった。

 相手先発が左腕だったこともあり、2試合連続で欠場していた吉田。今季はここまで3番1試合、4番3試合、5番15試合、6番8試合、7番5試合でスタメン出場してきたが、メジャー移籍後初めて1番に抜てきされた。オリックス時代を含めても19年9月29日のソフトバンク戦(京セラドーム)以来、6年ぶりだ。メジャーでスタメン出場の経験のない打順は8番と9番のみとなった。

 レッドソックスの1番は前半戦、ほとんどの試合でデュランが座っていた。後半戦は21歳外野手で6月にメジャーデビューしたアンソニーが起用されることが多かったが、2日(同3日)の試合で左脇腹を痛めて負傷者リスト(IL)入りして離脱していた。

 メジャー3年目の吉田は、昨年シーズン終了後に受けた右肩手術の影響で今季は出遅れ、この試合の前まで36試合の出場で2本塁打、13打点、打率2割4分2厘にとどまっている。チームはポストシーズン進出へ向けて負けられない戦いが続いている。

編集部おすすめ