◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(7日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が7日(日本時間8日)、敵地・オリオールズ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。悪夢のノーノー寸前からの逆転サヨナラ負けから、半日後のデーゲーム。

大谷には5試合ぶりの47号アーチでの連敗ストップに期待がかかる。

 オリオールズ先発は菅野智之。ルーキーイヤーの今季26試合で10勝7敗、防御率4・41と、日本人投手史上10人目の渡米1年目で2桁勝利を達成し、実力を証明している。NPB時代、両者の対決は、2015年6月10日の交流戦(札幌D)以来。2打数2安打1四球と大谷に軍配が上がっている。

 ドジャースの状態はどん底に近い。ナ・リーグ中地区最下位のパイレーツに3連敗の後、ア・リーグ東地区最下位のオ軍には2試合連続サヨナラ負けで5連敗中だ。9回2死までノーヒッターだった山本由伸投手がホリデーにソロを被弾しノーノーが途切れて登板。「あと1アウト」をリリーフしたトライネンとスコットの両投手が奪えず、3―1の勝利目前から逆転サヨナラ負け。ロバーツ監督は試合後「こんなふうに1試合で天国から地獄に落ちるような展開は珍しい。由伸の投球で勢いを得て明日にもつなげられると思ったのに、最後に全てがひっくり返った」と言葉を絞り出した。

 大谷は「1番・DH」でスタメン出場した。

第1打席で右前打。3回表の1死二、三塁では遊ゴロで先制点を挙げた。5回1死二、三塁のチャンスでは空振り三振に倒れ、追加点につなげることはできなかった。3試合長打なし、4試合ノーアーチとなり、貧打にあえぐドジャースを象徴する一人となっている。

 ドジャース先発はレジェンド左腕のカーショー。故障に苦しんだシーズンから2年ぶりの2桁勝利をかけてマウンドに上がる。メジャー通算221勝カーショーVS日米通算146勝菅野。両投手の投げ合いも大きな見所となる。

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