◆JERAセ・リーグ 阪神2―0広島(7日・甲子園

 広島は4連敗で今季ワーストの借金12に沈んだ。昨年も巨人に目の前で優勝を決められたが、2年連続で胴上げを見せられた。

 先発のアドゥワが毎回のようにピンチを招きながら、4回まで1失点。試合をつくったものの、打線が阪神の投手陣に苦戦した。5回先頭の石原が頭部への死球。才木が危険球退場でマウンドを降りたが、緊急登板の湯浅を攻めれず、その後も強力なリリーフ陣に封じられた。自軍も5回から早めの継投に入ったが、6回に栗林が2点目を奪われ、苦しい展開になった。以下は新井貴浩監督の一問一答。

―いい投手をつながれて苦しい展開になった。

「そうやね。力負けかなと思います」

―アドゥワは。

「粘って試合を作ってくれた。もう一回、行かせたかったけど、いけでも球数的にも次の5イニング目かな、上位に回ってくる、2番からだから。あそこはもう、相手のブルペン考えたら1点あげたら決まってしまうと思った。

スパッと代えて継投に入りました」

―3番に羽月。

「きょうスタメンで出る選手のなかでどうやったらつながるのかなというふうに考えて3番目に入りました」

―追う展開で勝ちパターンを投入した。

「最後まであきらめないぞ、と。そういう起用。日曜日ということもあったし、最後まであきらめないぞ、ここで逆転するぞという起用です」

―頭部死球の石原は。

「うん、大丈夫。本人に聞いても大丈夫」

―阪神は強かった。

「強かったですね」

―特にどこが。

「全部。野手も投手も。1番から5番までしっかり固定されている。投手も才木とか、村上とか。

ブルペンもそうだし、投手も野手も軸となる選手がしっかりしている。それは層が厚いというのにもつながると思うし、純粋に強い」

―円熟期の選手が多い。

「中心選手に脂ののった選手がたくさん。これは今年だけじゃなく、去年、一昨年から感じていたこと。顔ぶれを見ても、この強さはしばらく続くというふうに思わせるぐらい、強い。去年も(優勝を)見ているし、悔しいですね」

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