◆JERAセ・リーグ DeNA3―2ヤクルト(7日・横浜)

 今季途中で加入した元中日のダヤン・ビシエド内野手が、走攻守の3部門で勝利に貢献した。

 4番・一塁でスタメン出場したビシエド。

まずは走塁でハマスタを沸かせた。1点を追う4回に左前安打で出塁すると、続く佐野恵太内野手の右翼線二塁打で「いい打球が飛んだのでホームまでかえろうと思った」と、巨体を揺らす激走で試合を振り出しに戻した。

 続いて守備。同点の8回2死一塁で、長岡の一、二塁間へのゴロを好捕。「抜けたら相手のチャンスが広がる場面。(投手の)ウィックを助けることができてよかった」と笑った。

 そして打撃。8回裏2死満塁で大西のシュートをさばいて左前へ決勝タイムリー。4番の仕事に「初球から積極的に打ちにいき、いい結果になってよかった」と胸を張った。

 勝利投手のウィックと並び、初めて上がったハマスタのお立ち台。昨季限りで中日を退団し、メキシコリーグなどを経て今年7月にDeNA入りした36歳は、新天地のファンに「また日本でチャンスを与えてもらい、勝利に貢献できてうれしい」と笑顔をふりまいた。

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