◆米大リーグ マーリンズ5―4フィリーズ(7日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 打率3割5厘でナ・リーグ打率首位のフィリーズ、トレー・ターナー内野手が7日(日本時間8日)、敵地のマーリンズ戦の7回に遊ゴロ失策で出塁した際、右太もも裏を痛め、ベンチに下がった。

 一塁を駆け抜けたターナーは、そのままダッグアウトを指さし、足を引きずりながら試合から退いた。

 ターナーは2024年シーズンも左太もも裏を痛め41試合に欠場するなど、古傷へのケアをしていた選手で6日の試合は開幕直後以来の休養で欠場していた。

 2021年に首位打者を獲得した経験を持つ右打者は7日現在、3割5厘で、ナ・リーグただ一人の3割バッター。2位フレリックに6厘差をつけている。

 近代野球と言われる1900年以降の首位打者最低打率は1968年レッドソックスのカール・ヤストレムスキーの3割1厘だが、ナ・リーグ1988年パドレスのトニー・グウィンの3割1分3厘。昨年、3年連続首位打者のパドレス、ルイス・アラエスは3割1分4厘でワースト記録を免れた。

 フィリーズは2位メッツに7ゲーム差を付けており、今後ターナーに無理をさせない可能性が高く、現在2割台にいる選手の打率急上昇が無い限り、リーグワースト記録更新の可能性も出てくる。

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