巨人・戸郷翔征投手(25)が8日、“2位固め”に向けてラストスパートをかけることを誓った。6勝目を目指し先発する9日・広島戦(東京D)に向けてG球場で最終調整。
前夜に虎が独走V。自宅でテレビ中継を見ながらあふれる悔しさと向き合った。「優勝したかったというのが一番の思いです。今年は自分としてもふがいなかった」。昨季まで3年連続12勝も今季はここまで5勝8敗、防御率4・06。CSでのリベンジを胸に刻み「日本一になるチャンスがなくなったわけではない。残り試合、僕も状態を上げていけばおのずといい戦いができると思う。そこに向けてやっていきたい」と自らにムチを入れた。
残り17試合で“イニングイーター”としての意地を見せたい。自身最多180イニングとフル回転した昨季は16度クリアしたハイクオリティースタート(7回以上自責2以下)が今年はわずか2度。
3位のDeNAとは1・5差。カード初戦の勝敗は3連戦の流れを左右する。広島には今季3戦2敗、防御率9・39と苦戦中の右腕。やられっぱなしでは終われない。一戦必勝で下を突き放す。(堀内 啓太)