テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は11日、静岡県伊東市の田久保真紀市長が10日に自身の学歴詐称疑惑を巡り、自身に対する不信任決議を可決した市議会を解散したことを報じた。

 中島弘道議長に通知書を手渡した後、記者団に「市民に信を問うべきだと考えた。

議会を変える新しい力に期待したい」と語った。中島氏は「大義なき解散だ。怒りしかない。市民も納得いくものではない」と批判した。

 公選法に基づき、40日以内に市議選が行われる。市議会は定数20。新しい議会で再び不信任決議が可決されれば田久保氏は失職する。可決には全議員の3分の2に当たる14人が出席し、過半数の賛成が必要。田久保氏は、自身が主導する形での候補者擁立を否定した。

 市議会は1日に不信任決議を全会一致で可決。田久保氏は11日までに辞職か失職、議会解散を選ぶ必要があった。

 スタジオでは議会を解散した理由として田久保氏が「不信任決議が全会一致で出まして審議の方がストップし議会も行われない形になりました(中略)ここで解散という決断が必要ではないかとそのように判断をさせていただきました」と述べたことを伝えた。

 コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、田久保氏が述べた解散の理由について「へ理屈ですよね。厳しいと思います」と断じ「だって(審議が)ストップしているからってさらにストップさせるわけでしょ、本人が議会を解散して。だからへ理屈としか受け取れないです」と指摘した。

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