◆米大リーグ パドレス1―2レッズ(10日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ナ・リーグ西地区2位のパドレスが10日(日本時間11日)、本拠地でレッズに逆転負けを喫して、この時点で地区首位のドジャースと2・5ゲーム差となった。2試合連続で救援陣が踏ん張りきれなかった。
本拠地でのレッズとの3連戦初戦だった8日(同9日)は同点だった延長10回にタティスの犠飛でサヨナラ勝ち。2戦目の前日9日(同10日)は、同点の9回に守護神・スアレスを投入したが2点を失って競り負けた。
地区首位のドジャースに2ゲーム差と離されて迎えたこの日の3戦目は、先発のピベッタが好投。初回からスコアボードに「0」を並べ続けると、両軍無得点の5回1死でタティスが21号ソロを左翼席に運んで、先取点を奪った。ピベッタは7回4安打無失点、8奪三振の好投で降板した。
だが、1―0とリードした8回に2番手ハートが2死二塁と得点圏に走者を背負って、左腕のモレホンにスイッチしたが裏目になり、デラクルスに右前適時打を浴びて追いつかれると、さらに2死一、二塁でアンドゥハーに左前適時打を浴びて勝ち越しを許した。
9回には1死一、二塁で松井裕樹投手が4番手で登板。先頭の打者に四球を与えて満塁となったが、マルテから見逃し三振を奪い、続くデラクルスを投ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。だが、1点を追う9回に追いつくことはできず、2連敗。ドジャースとはこの時点で2・5ゲーム差となり、ドジャースの地区優勝へのマジックは「14」となった。ドジャースがこの日の本拠地・ロッキーズ戦で勝てばマジックは「13」に減るが、負ければマジックは消滅する。