カーリング 日本代表決定戦 第1日(11日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)

 26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦が開幕。女子の予選リーグ第1試合が行われ、五輪3大会連続出場を狙うロコ・ソラーレは、延長戦の末フォルティウスに9―7で勝利。

スキップ・藤沢五月は「1、2エンド目はアイスを読み切れていなかったけど、後半にかけてアイスに合ったショットを投げることができた。そこがすごくよかったかなと思います」と振り返った。

 敗れれば五輪の可能性が消える今大会。藤沢がスーパーショットで初戦を決めた。後攻で迎えた第11Eの最終ショット、相手の第1、第2ストーンをはじき出すダブル・テイクアウト。勝利を決め、両手を挙げて喜びを爆発させた。「やっぱり、この大会はかっこつけちゃダメなので。4年前は、かっこつけて最初に負けた。それはもうやめようと思って、全力で喜びました」と藤沢。初戦から延長戦にもつれる熱戦を演じ「(フォルティウスの)吉村選手とお互いに決めきった試合だった。お互い気持ちが入った試合だった」と振り返った。

 ロコ・ソラーレはこの日の午後1時から、第2試合のSC軽井沢クラブ戦を迎える。

3チームが総当たりの今大会、勝ち抜けば五輪最終予選の切符を手にする。藤沢は「客席が少ない中でもたくさんの観客の方が応援してくださっている。それに見合った、楽しいゲームをしたい」と意気込んだ。

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