TBS系「THE TIME,」(月~金曜・午前5時20分)は11日、番組公式LINEから参加した視聴者が関心を寄せる「ニュース関心度ランキング」で「伊東市長 辞職でなく議会解散」が2位になったことを伝えた。この日は4万9440がニュースを選び、ランキングが決定した。

 このニュースは、静岡県伊東市の田久保真紀市長が10日に自身の学歴詐称疑惑を巡り、自身に対する不信任決議を可決した市議会を解散したもの。

 田久保氏は、中島弘道議長に通知書を手渡した後、記者団に「市民に信を問うべきだと考えた。議会を変える新しい力に期待したい」と語った。中島氏は「大義なき解散だ。怒りしかない。市民も納得いくものではない」と批判した。

 公選法に基づき、40日以内に市議選が行われる。市議会は定数20。新しい議会で再び不信任決議が可決されれば田久保氏は失職する。可決には全議員の3分の2に当たる14人が出席し、過半数の賛成が必要。田久保氏は、自身が主導する形での候補者擁立を否定した。

 総合司会を務める同局の安住紳一郎アナウンサーは、議会解散で定数20の市議会議員選挙について田久保氏にとって「10人以上、11人とれば(不信任決議が)ひっくり返るということなんですが」とし「ただ、実はここにルールのあやがあって、不信任の決をとる時に出席の3分の2が必要と書いてあるんです。

ということは3分の1の人が欠席しちゃうと、この会自体をほごにできるんで、田久保さんは自分の意見に従ってくれる人を7人選挙で通せばひっくりかえるという可能性が残っている」と解説し「勝算はあるんでしょうか」と指摘していた。

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