東京世界陸上(13~21日、東京・国立競技場)の日本代表会見が11日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、男子3000メートル障害の三浦龍司(スバル)、女子1500、5000メートルの田中希実(ニューバランス)、女子5000、1万メートルの広中璃梨佳(日本郵政グループ)が登壇。予選が大会初日に行われる三浦は「予選が一番の難所になると思うので、まずは決勝に残ることを確実に遂げていきたい。

今年はタイムを出しているので、よりトップ争いをしていけると思う。メダル獲得を目標にしていきたい」と意気込みを語った。

 三浦は7月のダイヤモンドリーグ第10戦(モナコ)で自身が持つ日本記録を6秒以上も更新する8分3秒43をマークして2位に入り、「すごく感覚が良かったですし、ラップやいろいろな側面で見ても、これまでで一番良いレースだった」と手応えを明かす。

 21年東京五輪で7位入賞を果たし、23年ブダペスト世界陸上6位、24年パリ五輪8位と高いレベルで成績を残し続けてきた。「21年東京五輪で初めて世界の舞台にチャレンジ。そこから4年経って、また東京に世界陸上が来たというのはすごい巡り合わせ、チャンスだと思っています。成長をしっかりと走りで見せられるようにしていきたい」と熱く国立競技場を盛り上げる。

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