9月14日の阪神5R・2歳新馬(芝2000メートル)に出走するプレイザリード(牡、美浦・加藤士津八厩舎、キズナ産駒)は、1つ上の半姉がフローラS、オークスを連勝したカムニャックという血統馬。ローズSで始動するG1ウィナーの姉と同じ阪神で同日Vなるか注目だ。
4、10日と美浦・Wコースで追い切りを行い、ともにゴール前でびっしりと負荷をかけられて経験馬相手に追走先着と順調に仕上がりが進む。今週は5ハロン66秒5―12秒3をマークし、加藤士調教師は「弾むような動きをするし、びしびしやっても全然へこたれない。最後1ハロンはもう少し動いて欲しいけど、(全体)時計は出ているし長くいい脚を使うタイプ」と素材の良さを感じ取る。
鞍上には“マジックマン”モレイラ騎手を配し、初陣Vへ万全を期す。「ジョッキーがしっかり競馬を教えてくれると思う」とトレーナーは手腕に厚い信頼を寄せる。姉は春に一気にブレイクし樫の女王へと上り詰め、2つ上の半兄キープカルムもしらさぎSで重賞初制覇。勢い十分のきょうだいに続く。