プロダンサーでパリ五輪ブレイキン男子に日本代表、半井(なからい)重幸(ダンサー名・Shigekix)が11日、静岡県磐田市の豊岡中学校を訪問。「夢をかたちに」をテーマに講演を行った。

 講演は対談方式で行われ、7歳でブレイキンを始めたきっかけは「姉が踊るのを見て、かっこいいと思ったから」と明かした。その後は「技ができるようになる達成感やワクワク感」が好きで打ち込んだという。

 海外遠征でのルーチンは、湯船につかってリラックスすることや、持参した日本食を食べること。猛暑のパリ五輪では、準決勝と3位決定戦のインターバルが約15分と短く、氷の入ったベストを着て体を冷やした裏話なども披露。「今後も挑戦していく姿を見せて行ければ」と力をこめた。

 後半では全校生徒約300人にダンスを指導。子どもたちは学年別に分かれ、順番にトップロックやフットワークなどに挑戦した。松島大空さん(3年)は「見てカッコイイとは思っていたけれど、実際にやってみて楽しかった」。菊池光志朗さん(3年)も「面白かった」と腕組みポーズを決めた。

 約2時間のイベントを終えたShigekixは「素直にダンスに挑戦する姿に勇気づけられました。エネルギーを与えてもらいました」と笑顔で話した。

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