日本オリンピック委員会(JOC)は11日、都内で理事会を開き、来年2月のミラノ・コルティナ五輪日本選手団の団長に北京五輪に続き日本スケート連盟強化本部長の伊東秀仁氏が就任すると発表した。副団長には98年長野五輪のスキー・ジャンプ団体金メダリスト原田雅彦氏が就く。
日本は、前回22年の北京五輪は冬季五輪最多となる18個のメダルを獲得している。橋本聖子会長(60)は、「伊東理事は北京の経験もあるし、何をすべきかを全部把握している人。間違いなくお願いできるということ。冬は氷組と雪組と言われますが、氷と雪は結構、離れている。そこは原田さんが経験を生かして、スキー連盟の会長でもありますから、二手に分かれて氷と雪のコンビでいい結果をだしてくれると期待を込めながら安心して任せたいなと。プレッシャーをかけるとすれば過去最高のメダルは最低条件でしょうね。あっ、ごめんなさい。これ記事になったらどうしよう」と冗談めかして厳命した。
また来年の愛知・名古屋アジア大会の団長には、2000年シドニー五輪柔道男子100キロ級金メダルの井上康生氏が就く。