◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(12日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
右肩痛のため60日間の負傷者リスト入りしているドジャース・佐々木朗希投手(23)が次回も3Aで登板する見込みであることが12日(日本時間13日)、明らかになった。この日、敵地・ジャイアンツ戦の試合前に取材に応じたロバーツ監督は明かした。
「次の登板がオクラホマシティー(3A)になることは分かっている。前回の登板で3回に少しふくらはぎの問題があったが、彼は自分のいい状態を保つために投げ続ける必要があると感じていたんだ。彼は再びいい状態に戻るために必死に努力していて、私たちはとても楽しみにしている」
朗希は9日(同10日)に3Aで5度目のリハビリ登板に臨み、今季最速となる100・6マイル(約161・9キロ)を計測するなど5回途中3安打3失点8奪三振と力投。ロバーツ監督は10日(同11日)に取材に応じた際、「朗希は本当に素晴らしかった。私が理解している中では今日(10日)こちら(ロサンゼルス)に来ると聞いている。首脳陣と話し合い、次のステップを決める予定だ。この数日で行われるだろう」と本人と会談する見込みであることを明かしていた。
朗希のリハビリ出場期間は8月14日(同15日)の登板から30日間となる今月12日(同13日)までとなっていたが、チームはこれを延長する方針。指揮官は「彼がいい方向に進んでいるのは確か。私は期待している。本当に期待している。(メジャー復帰が)いつになるか、どんな形になるかは分からないが、シーズンが終わる前に朗希をここ(メジャー)で見られることを願っている」とし、「もし実現するなら、ふくらはぎのことはそれほど大きな問題にならないと思う。
チームでは山本、大谷ら先発陣が盤石だが、朗希の救援転向の可能性についてロバーツ監督は「私の理解では、朗希はチームを助けるためなら何でもやれるいい状態にあると思う。(救援をするなら)彼にとっては全く未知のことだろうし、違った役割になるので、少し信念を持って飛び込む必要があるだろう。でも、彼は先発投手陣がどれだけいい投球をしているかを理解している。とにかくチームの一員になりたいんだ。そして貢献できる状態に自分を持っていくために本当に一生懸命取り組んできた。私はしばらく彼と直接話していないが、彼の考えはそういうところにあると聞いている」と語った。