◆JERA セ・リーグ ヤクルト10―2DeNA(12日・神宮)
“6度目の正直”が実った。DeNAのジャクソンが7回4安打無失点で、8月1日の巨人戦(東京D)以来、6試合ぶりの10勝目。
リーチをかけてから5試合続けてはね返された10勝の壁を、初めて組む3年目捕手・松尾とのコンビで突き破った。「とても気持ちよく投げられた」という104球。「(試合に)出ていない時からイメージはしていた」という若き女房役は、緩急を生かしたリードに加え、初回には先制2点打で背中を押してくれた。
異国で過ごす2度目の夏。みそ汁やそうめんなど日本食も取り入れるなど、入念な体調管理でローテーションを守り抜いた。ウィーランドとバウアーは、ともに10勝止まり。“球団新”へ「(長い)イニングを投げて11勝、12勝を目指したい」。ターゲットはもう1つある。「チーム一丸となって2位のポジションをとれるように頑張りたい」と、力強く言い切った。
DeNA三浦監督(ジャクソン―松尾の初バッテリーに)「松尾はしっかりワンバウンドも止めて、息もしっかり合っていた」