◆米マイナー3A シラキュース―ウースター(12日、米ニューヨーク州シラキュース=NBTバンクスタジアム)
メッツの千賀滉大投手が12日(日本時間13日)、傘下3Aシラキュース本拠でのウースター(レッドソックス3A)戦で先発した。
初回を3者凡退2奪三振で立ち上がった。
4回は先頭打者に安打も併殺にしとめて3者凡退。5回に続き6回も打者3人で抑え、この回限りで降板した。
74球を投げて52球がストライク。3安打1失点8奪三振。球速は最高94・8マイル(約152・6キロ)だった。
千賀は5日(同6日)、再調整のためマイナーに降格した。6月まで7勝3敗、防御率1・47でチーム内でもエース格の成績をマークしていたが、現地6月12日の本拠のナショナルズ戦で一塁のベースカバーに入った際に、一塁手からの悪送球でジャンプした際に右太ももを痛めて負傷者リスト(IL)入り。7月11日の敵地・ロイヤルズ戦で復帰したが、復帰後は9試合連続白星なしで防御率も3・02に。制球力が悪化し、IL前にはわずか4本だった被本塁打も8本と急増。
前回登板のマーリンズ戦(現地8月31日)では4回2/3で7安打5失点。「思うように動かない部分もあるけど、投げられている。そこがすごくもどかしい。ここまでうまくいかないのが今までなかったので、正直困惑している部分はある。自分のパフォーマンスを出せれば戦っていけるが、なかなかうまくできないところにフラストレーションがある」と本来の投球ができない心境を語っていた。