東京六大学野球春季リーグ戦第1週第1日▽早大6―3東大(13日・神宮)

 東大は、元ロッテ投手・渡辺俊介氏(49)を父に持つサブマリン・渡辺向輝投手(4年=海城)が早大との開幕戦に先発。今秋ドラフト候補に挙がる早大・伊藤樹投手(4年=仙台育英)と互角の投げ合いを演じた。

しかし、3―3で迎えた8回裏2死二塁から早大の7番・石郷岡大成右翼手(4年=早実)に勝ち越しの三塁打を許すと、続く吉田瑞樹捕手(4年=浦和学院)に2ランを浴びマウンドを降りた。

 すでにプロ志望届を提出している渡辺は「序盤からボールが通用していない状態。プロを目指すという意味では、全然ダメな内容でした」と無念の表情。スタンドで見守った父は「開会式の直後なので、硬い印象を受けた。点を取ってもらったあとに粘れていれば、もう少し違っていたかも」と話した。

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