◆第71回オールカマー・G2(9月21日、中山競馬場・芝2200メートル=1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)
主役は昨年の有馬記念を制したレガレイラ(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)と見られるが、伏兵候補として注目したいのがフェアエールング(牝5歳、美浦・和田正一郎厩舎、父ゴールドシップ)だ。昨夏にオープン入りして、今年の小倉牝馬Sで1着同着で重賞初制覇。
前走のクイーンSは、好位からセンス良く立ち回って3着を確保。これまで札幌など小回りコースで実績があり、今なら中山コースも対応できそうだ。和田正調教師が「最近は心身ともに安定してきて、競馬も安定してきた」と語っているように、本格化してきたとみていい。(坂本 達洋)