パ・リーグ オリックス0―5ソフトバンク(15日・京セラD大阪)

 オリックスが、平野佳寿投手(41)と来季契約を更新する方針であることが15日、分かった。すでに平野本人と面談し、豊富な実績と経験だけでなく、チームの精神的支柱としても高く評価。

チームはこの日、2年連続でリーグ優勝を逃したが、今後もベテラン右腕が必要不可欠な存在と判断した。

 プロ20年目の今季は、4月3日のロッテ戦(ZOZO)で史上4人目となるNPB通算250セーブを達成した。同11日に出場選手登録を抹消され、ここまで3試合の登板。時にコンディション不良を訴えながらも、ウエスタン・リーグでは15試合で防御率1・80の成績を残している。

 21年に米大リーグからオリックスへ復帰し、守護神として一昨年までのリーグ3連覇に貢献。野球に取り組む姿勢や人間性は、後輩選手の模範となってきた。オリックス球団としても初の名球会入りを果たしているレジェンド。プロ21年目の舞台を用意するのは、自然な流れと言える。

 就任1年目の岸田護監督(44)と05年のドラフトで同期入団。現役時代から親交が深く、唯一無二の盟友でもある。41歳はパの最年長投手。オンリーワンの方法で、来季も岸田オリックスに貢献することが期待されている。

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