米時間9月15日は通算3000安打しながら、1972年の大晦日にニカラグアへの救援機が墜落して亡くなった名選手を称えるロベルト・クレメンテ・デー。彼の功績を記念した「ロベルト・クレメンテ賞」は、野球の技術だけでなく、地域社会への貢献や人道主義的な活動で高く評価されるメジャーリーグ(MLB)の選手に贈られる賞として、選手も目標にしているとして知られている。
ワールドシリーズ期間中に発表される同賞の各球団の候補者が15日発表され、メッツのフランシスコ・リンドア内野手ら30人が名前を連ね、初の候補者も19人を顔をそろえた。ただし、いつも思うのだが、日本人選手は今年の野球殿堂入りしたイチロー氏やドジャース・大谷翔平らがプレーで大活躍している一方、日本への各種寄付などの社会貢献を行っているにもかかわらず誰一人候補に入ったことがない。
なお、昨年はベネズエラ出身ながらロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が受賞した。