ロックのカリスマ・矢沢永吉(76)と、米大リーグ(MLB)のマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が15日放送のNHK「MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー ~俺たちの失敗~」に出演。20年ぶりの再会を果たした。

 2人が初めて会ったのは2006年に同局で放送された対談「英雄の哲学」だった。イチロー氏は今年1月にアジア人選手として初めて米国野球殿堂入りを果たした。この日は「俺たちの失敗」をテーマに語り合った。

 1軍選手として毎日のように試合に出場していた1994年のころ「当時、チームの寮に住んでいた」と語り出したイチロー氏。当時寮の食堂に新聞が置かれており、自身が一面に載っていることが多く、「当時はそれを気持ちよく見ていた」と回顧した。

 しかし「なんか、ある時『俺ダサッ』と思ったんですよね」とぽつり。「なんで俺が出ている新聞を気持ちよく見てるんだと。そこでカギカッコで出てくる自分のコメントとかにイラッとしてみたり、ストレスを感じた」という。そして読者が読むもので「僕が読むものではないと思った時に『ダサいな俺』と思って、そこから自分の情報を一切入れなくなった」と明かした。

 これに矢沢は「ええ!?僕は一面矢沢永吉でドンドーンと来てくれたら、もうあと4回くらいやってくれないかなと思うけどね。ハハハー」と笑い飛ばすと、イチロー氏も釣られて笑顔になっていた。

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