◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―4巨人(17日・神宮)

 借金27で最下位に沈むヤクルトが今季129戦目で力尽きた。3位巨人に敗れCS進出の可能性が完全消滅。

今季限りでの退任が決まっている高津臣吾監督は「残念ですというしかないでしょうね」と率直な思いを吐露した。

 残り14試合に向けて「もうちょっとこう、ハツラツとやらないといけないですね。重い雰囲気の中で、下向いて打てなくて帰ってくるとかね。それは打たれりゃ下向いて帰ってくるかもしれないし、三振すりゃ下向いて帰ってくるかもしれないですけども、闘争心とかね、そういうところは持ってなきゃいけないでしょうね。戦う姿勢はしっかり持ってグラウンドに立ってほしいなと思いますね」とナインに奮起を求めた。

 試合は奥川が2―3の5回1死一、二塁で岡本に対し、頭部に死球を与え危険球退場となるなど5回途中4失点と乱調だった。指揮官は「まずコントロールが悪い。指にかかったボールが少ない。指にかかったボールが少ないと言っちゃうと、もう全てそうなっちゃうのですけど、やっぱり抜けたり引っかかったりっていう球が多いので、技術的なところは置いといて、やっぱり感覚的なところが、ちょっとボケてるのかなっていう感じには見えました」と指摘した。

 「5イニングを投げてないけど、四死球を出さなかったのが、3回だけなので、これほど制球に苦しむヤス(奥川)っていうのは、やっぱり何かが狂っているのは間違いないと思いますね」と厳しい表情を浮かべた。

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