◆JERAセ・リーグ DeNA1―0中日(17日・バンテリンドーム)
DeNAは先発の東克樹投手が8回無失点の力投。7回に自ら決勝のスクイズも決めて今季14勝目をマーク。
前カードで巨人に連勝、2位に浮上して最初の試合で「どうしても勝ちたかった」というエースは、中日のドラフト1位・金丸と中盤まで緊迫した投げ合いを展開した。
そして両軍無得点で迎えた7回1死三塁の打席で、「愛工大名電時代からバント練習をしてきたので、体に染みついていた」と、金丸の速球を見事に転がしてスクイズに成功。待望の先取点をもぎ取った。
直後の守りでは、先頭の細川に二塁打を許して一打同点のピンチも、福永、山本、ボスラーをいずれも三振に仕留めて切り抜けた。
8回も2死から走者を出したが後続を断ち、計102球4安打無失点で、2年ぶり2度目の最多勝に前進する今季14勝目。23年から続く中日戦の連勝を11に伸ばした。
試合後、三浦大輔監督はエースの力投を「お見事でした。走者が出た後も細心の注意を払って、しっかり攻めていた」と絶賛した。今季の65勝目は、ラミレス前監督を抜いて球団史上3位となる通算337勝目。就任5年目の指揮官は「オレがっていうより、選手たちが頑張って積み重ねた数字。明日、また頑張ります」と、3年ぶりの2位がかかる残り10試合に向け、一戦必勝の姿勢を強調した。