パ・リーグ 楽天3―2日本ハム(17日・楽天モバイル)=延長11回

 痛すぎる1敗にも日本ハム・新庄剛志監督は前を向いた。2―2の延長11回2死一塁、4番手・斎藤がボイトに中越えの適時二塁打を浴び、サヨナラ負け。

「(中堅の)五十幡くんが捕れないなら諦めがつきますね。負けたことを振り返っても仕方ない。残り11(試合)。もう勝つのみですね」と切り替えた。これで、首位・ソフトバンクとのゲーム差は3・5に拡大した。

 伊藤が球団では19年の有原以来となる15勝目をかけ先発し、7回6安打2失点。4回には、黒川の強烈なピッチャー返しが左足の甲を直撃し、一時ベンチ裏に下がるアクシデントもあった。「折れていてもやりますけど」と続投を志願するなど気迫を見せたが勝利することはできなかった。試合後、患部の腫れについて、「あっても言わないですけど」と説明し、自らの足でバスに乗り込んだ。

 18日は敵地でソフトバンクとの直接対決。「こういう負け方をした次の日は意外と開き直っていけるからいい感じになれると思います」と指揮官。逆転Vへ正念場を迎える。

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