パ・リーグ 楽天3x―2日本ハム(17日・楽天モバイル)

 5番・遊撃で4試合ぶりにスタメン出場した楽天・宗山塁内野手が、4回1死一塁の第2打席で伊藤の144キロのスプリットをうまく合わせ、今季100本目の安打となる右前打。続く浅村の左翼線を破る適時二塁打につなげた。

今年のルーキーではロッテ・西川に次いで2人目も、「正直そんなに気にしていない。これからどれだけ内容をよくするか、そこだけ考えて」と慢心はなかった。

 楽天の1年目野手では16年の茂木(118安打)、07年の渡辺(110安打)、20年の小深田(109安打)に続いて4人目の100安打達成。6回2死の第3打席でも右前打を放ち、これで101安打とした。守備でも6回の先頭打者の当たりで、三塁手の村林がはじいた打球をすぐに拾い一塁へ送球してアウトにする好プレーを披露。「打球が来た時の一歩目を大事にしているので、意識して動けたのかなと思います」と振り返った。

 延長11回に飛び出したボイトのサヨナラ打で、CS圏内の3位・オリックスに2・5ゲーム差と接近。「ここから詰めるのが難しいかなと思うので、まだまだ勝ってさらに気を引き締めていけたら」と、一戦必勝で目の前の試合を勝ちにいく。

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