ロッテ・美馬学投手が18日、本拠のZOZOで引退会見に臨んだ。

 スーツ姿で会見場に姿を見せると、晴れ晴れとした表情で応答した。

引退を決めたのは8月末から9月上旬。リハビリをしても状態が上向かない中、球団から引退試合を打診されて、気持ちの整理がついたという。

 15年間の野球人生を振り返り「あっという間でした。つらいこともたくさんありましたが、日本一になったり、FAをさせてもらって2球団目にいけたりとか、本当に幸せな思いもたくさんできました」と笑顔。「一番の思い出は日本一になれたことです」と楽天時代に2勝してMVPに輝いた、13年の巨人との日本シリーズを野球人生のハイライトに挙げた。

 会見後には中大の後輩、沢村から花束を受け取った美馬は、30日の古巣・楽天戦(ZOZO)で引退試合に臨む。

 ◆美馬 学(みま・まなぶ)1986年9月19日、茨城県生まれ。38歳。藤代から中大、東京ガスを経て2010年ドラフト2位で楽天入り。13年の巨人との日本シリーズでは2勝を挙げて日本一に貢献し、MVPを獲得。19年オフ、FAでロッテに移籍した。通算成績は266登板で80勝88敗、防御率3・94。

169センチ、75キロ。右投左打。

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