◆第78回秋季全道高校野球大会札幌地区予選 ▽Eブロック1回戦 北海8―0札幌旭丘=7回コールド=(19日・札幌モエレ沼公園野球場)

 今夏の甲子園に南北海道代表として出場した北海が8―0の7回コールドで札幌旭丘を下し、初戦を突破した。

 2回2死一、三塁から8番・舘野篤希三塁手(2年)の左前適時打で1点を先制すると、3回は5番・杉野我空(わく)一塁手(1年)のスクイズなどで3点を追加。

4回には1死満塁から6番・草開道登二塁手(2年)が走者一掃の三塁打を放ち、突き放した。

 投げては、背番号1で主将の右腕・小野悠真(2年)が6回4安打無失点と好投。7回から2番手でマウンドに上がった近江翔伍(2年)も無失点でリードを守った。

 夏の甲子園では、1回戦で東海大熊本星翔に敗戦。当時のレギュラー野手4人を含むベンチ入り10人が新チームでもメンバー入りした。2011年春夏甲子園出場の玉熊将一(現明治安田)、16年夏の甲子園準優勝の大西健斗ら偉大な先輩も担ってきた背番号「1」で主将の小野は「責任感がある。こういう伝統のあるチームでなかなか背負えないので、自分の中で自信にしていきたい」と意気込んだ。

 今季は春の全道大会、夏の南北海道大会で優勝。道内公式戦は14連勝中だ。秋の全道大会を制すと2年ぶりの春夏秋道大会完全制覇達成となり、平川敦監督は「やるからには負けずに勝ちたい」と力を込めた。

編集部おすすめ