9月20日の中山10R・九十九里特別(3歳上2勝クラス、芝2500メートル=9頭立て)は、圧倒的な1番人気に推されたマイユニバース(牡3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父レイデオロ)が、大きく後続を引き離して逃げて7馬身差で楽勝した。勝ち時計は2分32秒0(良)。

 大きく引き離した逃げに場内がどよめく。10馬身以上の逃げとなったが、3~4コーナーで後続をグッと引き寄せると、直線では一気に加速。ラスト3ハロンを34秒1でまとめ、後続を大きく突き放す地力の違いを見せた。武幸四郎調教師は「秋初戦(で結果が出せて)良かったです。栗東出発前と比べて、かなり体が減っていたので、そこだけが心配でした。長距離適性があると(横山)典さんとも話していたので」と圧勝での3勝目に安堵(あんど)の言葉を並べた。

 日本ダービーは無念の除外で出走はかなわなかった。指揮官は「オーナーが除外をすごく悔しがっていたので、状態を見て使えれば菊花賞(10月26日、京都競馬場・芝3000メートル)に行きたいです。除外の時に『菊花賞』と言ってしまっていたので(笑)」とやりとりを明かし、3冠ラスト舞台に挑戦する意向を示した。

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