◆米大リーグ オリオールズ―ヤンキース(20日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)
オリオールズの菅野智之投手が20日(日本時間21日)の本拠地でのヤンキース戦に先発する。巨人時代の2018年のシーズン28登板を上回り、自己最多29試合目の先発のマウンドで11勝目を目指す。
地元メディア「ボルチモア・バナー」はこの日、「菅野が来季もメジャーでのプレーを望んでいる」と伝え、試合前、オ軍のマンソリーノ監督は、「彼は色んな意味で多くのいいマウンドを重ねてくれた。シーズン途中、苦戦した時期があったが、中4日(ノーマルレスト)にも慣れ、適応してきた相手打線に対して、また対応し直した。35歳で渡米し、ア・リーグ東地区のタフな打線と戦い、彼にとってとてもいいシーズンになったと思う」と語った。
ここまで28試合で、メジャー全体の新人では、カブスのホートンの11勝に次ぐ10勝(8敗)をあげ、防御率4・39。10度のクオリティー・スタートを達成し、5試合で7イニング以上を投げたのは、新人トップの5度を数えた。7日(同8日)のドジャーズ戦で打球を足に受け、3イニングで負傷退場したのも響き、登板イニング数は現在149回2/3。メジャー全体の新人では、ヤンキース・ワーレンの157回1/3に次ぐ2位となっている。規定投球回数達成までには、12回1/3を投げる必要がある。
この日を含め、シーズン残り登板は、共にヤンキースを相手とした2試合となる見込み。両リーグを通じた新人最多勝と最多投球イニング数を達成すれば、オ軍では、2004年のダニエル・カブレラ以来、球団史上4人目の快挙となる。