◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4点を追う初回先頭の1打席目は、空振り三振に倒れた。
ジャイアンツの先発はトウ愷威投手(26)。
1回表に先発のグラスノーが打者一巡10人の猛攻を食らって43球を投げて4失点。いきなり追いかける展開となって大谷が打席に立ったが、外角高めの直球に手が出て空振り三振に倒れた。それでも2死走者なしからフリーマンが死球で出塁すると、4番に入ったマンシーが右翼席最前列へ19号2ランを放って2点差に縮めた。
前日19日(同20日)の本拠地・ジャイアンツ戦は、今季限りでの現役引退を発表した通算222勝の37歳左腕・カーショーがレギュラーシーズンでの本拠地最終登板。5回途中2失点で降板すると、大谷は直後の5回裏に21年サイ・ヤング賞左腕のレイから大谷が値千金の52号逆転3ランを放って試合をひっくり返し、チームを勝利に導いた。本塁打王を争うシュワバー(フィリーズ)に1本差に迫り、13年連続となるポストシーズン進出も決まり、ドジャース一筋18年のレジェンド左腕の一戦でのアーチに、試合後には「勝ててホッとしている。カーショーの記念すべき日に、しっかりと勝ちで終われたのがすごく大きいなと思う」とうなずいていた。
4年連続となる地区優勝へのマジックは「4」。最短であす21日(同22日)にも地区優勝が決まる。