◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点をリードした6回先頭の4打席目に、4番手右腕のペゲロから2試合連続でリーグトップのフィリーズ・シュワバーに並ぶ53号ソロを放った。ホームランボールをキャッチしたのは、サンタモニカに在住のジゼル・メレンデスさん(25)。

ボーイフレンドのエンゼル・モラレスさん(25)と観戦に訪れており、2人で喜びを分かち合った。子供の頃からドジャースファンだというメレンデスさんは「私の手が…まだ震えているわ。本当に興奮しています。クレイジーな試合。とても興奮している。嬉しい!最高!家に飾るわ!」と大興奮。モラレスさんも「今年もドジャースがポストシーズンにいくことにも興奮している。もう一度ワールドシリーズに勝ってほしい。彼は信じられないほど素晴らしい選手だ。史上最高の選手だよ!」と笑みを浮かべた。

 大谷が、またしても逆方向にはじき返した。1点をリードした6回先頭の4打席目。

カウント2―2から右腕・ペゲロの高め99・9マイル(約160・8キロ)を振り抜くと、打球速度107・4マイル(約172・8キロ)、飛距離403フィート(約123メートル)、打球角度33度で左中間席に飛び込んでいった。

 チーム154試合目での53号は、55・8発ペース。2年連続本塁打王に輝いた自己最多だった昨季の54本までも残り1本と迫った。シーズンも佳境で、すでに13年連続となるポストシーズン進出は決まり、地区優勝へのマジックを「4」としており、大谷もラストスパートをかけている。

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