◆イースタン・リーグ 巨人2―3日本ハム(21日・Gタウン)

 巨人の石川達也投手が、2軍降格後初登板で1回無失点と好投した。

 3点ビハインドの5回から3番手で登板。

先頭の梅林を三ゴロ、清水優を一邪飛、有薗を投ゴロでテンポ良く12球で投げきった。この日の最速は145キロ。「スピードも上(1軍)で投げている時よりもコンスタントに出ていた。3人で終われてテンポも良かった。力を入れるときに、体を振って無駄な動きが出ているのは修正点」と振り返った。

 今季から巨人に加入し開幕から先発、救援でフル回転。キャリアハイの41試合に登板して5勝4敗、防御率2・14の成績を残していたが、8月28日の広島戦(マツダ)から4試合連続失点と精彩を欠き、19日に登録を抹消されていた。「自分自身『まだまだいける』って言い聞かせながらやっていた。体の上と下のバランスが合わずに『疲れが出ているのかな』と、特に後半戦感じることは多かったので、トレーナーさんと話し合って修正している。いい方向に進んでいると思う」とうなずいた。

 チームはこれからCSへと戦いを進める。「最近ずっと1軍で点を取られっぱなしだった。

メンバーに入れば全力で腕を振って、CSでやり返したい」。チームを支えてきた左腕は復調へ前を向いた。

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