◆JERA セ・リーグ 中日5―2巨人(21日・バンテリンドーム)

 巨人の西舘勇陽投手が中日戦で、7月29日の中日戦(バンテリンドーム)以来となる1軍マウンドに上がった。3番手として2-5の7回から登板し、2回32球を投げて、1安打無失点だった。

「とりあえずゼロで抑えて、チームとしては逆転できなかったですけど、あれは自分の役割だと思うので、それがまずできてよかったです」と振り返った。

 1イニング目、先頭・ロドリゲスを152キロ直球で空振り三振。8番・石伊を変化球で三ゴロ。代打・川越を150キロで三飛に打ち取った。

 8回には先頭・岡林に右前安打を浴び、送りバントなどで2死三塁とされたが、最後は細川をスライダーで二ゴロ。無失点に抑えた。

 西舘はこの試合前まで今季1軍で12登板(7先発)で2勝3敗、防御率4・28をマーク。8月2日に出場選手登録を抹消され、上半身のコンディション不良でリハビリを経て9月4日の3軍戦で約1か月ぶりに実戦復帰。その後は11日のイースタン・オイシックス戦(Gタウン)で2軍復帰登板を果たし、4回50球を投げて、1安打無失点、2Kで最速151キロをマークしていた。

 そして1軍再合流となり、登板。「体もちゃんと動いてましたし、全然投げた後も今の感触的には大丈夫なのでここまでもってこられたのはトレーナーさんのお陰なのですごい感謝してます」と思いを口にした。

 シーズンも佳境にさしかかりCSも迫るが、「もう言われたところで抑えるしかないと思うので、今日みたいにまたできれば、と思っています」と意気込んだ。

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