◆米大リーグ オリオールズ1―6ヤンキース(20日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)
オリオールズ・菅野智之投手(35)が20日(日本時間21日)、来季もメジャーでプレーする考えを明かし、オリオールズ残留を希望した。ヤンキース戦に先発し、3回6安打4失点で9敗目(10勝)。
巨人時代を含め自己最多となる29登板目。前回13日のブルージェイズ戦は6回1失点と好投したが、本拠地最終登板はメジャー最短降板となり、悔しさが残った。初回2死から不運な安打が続き一、三塁を招くと、スタントンに通算450号の右越え先制3ランを献上。3回にはジャッジに左越え49号ソロを浴び、ヤ軍の誇る両大砲に一発を許した。今季の被弾は30。「調子は良かった」という中での敗戦に、「死ぬほど研究してマウンドに上がってますけど、なかなかそれが試合に反映されないとなると僕もなすすべがないというか、フラストレーションがたまるところです」と胸中を吐露した。
もちろん、白旗を揚げたわけではない。「いい打線なのは間違いないけど、抑えられない相手だとは思ってないので」。今季最終登板は、26日からの敵地でのヤ軍3連戦が見込まれる。今季は開幕からローテを守り続け、2ケタ勝利を達成。1年契約で今季限りでFAとなるが、来季も最高峰の舞台で戦う覚悟だ。