◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が21日(日本時間22日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。レギュラーシーズンでは今季ドジャースタジアム最終戦で、2点を追う8回無死一塁で迎えた第4打席は左腕ルケーシーから空振り三振に倒れた。
ジャイアンツ先発のマクドナルドは昨季メジャーデビューで1試合を投げ、今季は9月16日(同17日)が初登板だったキャリア通算2登板の24歳右腕。大谷はこの日が初対戦。初回先頭の第1打席は空振り三振、3回2死の第2打席は右飛に倒れたが、6回先頭の第3打席はバットを折りながらも最後は右手一本で右前打を放ち、今季最長の連続試合出塁を「26」に伸ばしていた。
20日(同21日)の同戦で大谷は、6回に2試合連発となる53号ソロ。今月15日(同16日)時点で4本差をつけられていたシュワバー(フィリーズ)をついに捉えた。最近5戦4発と最終盤で再び量産モードに突入している上、今季は3試合以上の連発をすでに4度もマーク。打ち出したら止まらない大谷には昨季の自己最多に並ぶ54号へ大きな期待がかかる。
大谷もシュワバーも、レギュラーシーズンはこの日を含めて残り7試合。最後まで白熱の一騎打ちが続くことになりそうだが、大谷は01~03年のA・ロドリゲス(レンジャーズ)以来となる3年連続キングが現実味を帯びている。1890年に148得点をマークしたH・コリンズの球団記録にも迫っており、史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成した昨季に続き、二刀流復帰の今季も歴史的なシーズンを過ごしている。