◆米マイナー3A タコマ3―1オクラホマシティー(21日、米ワシントン州タコマ=チェニースタジアム)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が21日(日本時間22日)、傘下マイナーの3Aオクラホマシティーで今季最終戦となる敵地のタコマ戦に救援登板し、1回を無失点だった。
ブルペンデーで1-3の6回から6番手で登板。
前回登板から中2日で救援らしい起用法を経験した朗希は「1イニングだったので、もちろん体の張りとかもそんななかったですし。ただ先発と違って、トレーニングの強度だったり、そういうところも、本来であれば、毎日投げる可能性があるかもしれないっていう準備をしなきゃいけないので、トレーニングの負荷を上げてなかったりだとか、量をこなせなかったりとか、そういう違いはあった。まだ1度なので、今回これだったからどうってわけではないんですけど、そこもちょっと色々修正していかなきゃなと思います」と実感を語った。
最速が97・9マイルだったことについては「ブルペンでも前回よりちょっと上がりきらなかった部分はある。今回の登板は、前回より、より実戦を意識した中で、イニングが決まってないというか、6回か7回かみたいな感じの中で。準備の時間に関しては問題なかったんですけど、切り替えの難しさはあったと思う。でも、そこを今回経験できた」と手応えを口にした。
朗希は5月に右肩を痛めて負傷者リスト(IL)入り。
だが、9日(同10日)に先発した際に、渡米後最速となる100・6マイル(約161・9キロ)をマークして、5回途中3安打3失点、8奪三振。復調の兆しを見せると、先発陣が充実しているチーム状況を加味してリリーフに転向し、救援初登板だった18日(同19日)の敵地・タコマ戦では、1回16球を投げて無安打無失点、2奪三振、最速100・1マイル(約161・1キロ)をマークした。オープン戦を除くと日米通じて初のリリーフ登板だったが、救援陣が不安定なチームの救世主となるべく、及第点とも言える結果を出した。
ロバーツ監督はこの日、本拠地・ジャイアンツ戦前に「もしうまくいけば来週(メジャーで投げる)チャンスを得られるだろう」とこの日がメジャー昇格への最終チェックになることを示唆していた。