第76回毎日王冠・G2(1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)は10月5日、東京競馬場の芝1800メートルで行われる。

 チェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)は24年にオークス、秋華賞を制した2冠牝馬。

秋華賞を勝った後は、ジャパンC(4着)、京都記念(9着)、ドバイ・シーマクラシック(6着)と不本意な結果が続いていたが、前走のしらさぎS・G3は復調気配を感じさせる2着。夏場も牧場で順調に調整できており、秋初戦から力を出せる態勢にある。

 エルトンバローズ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープブリランテ)は23年の覇者で、昨年も0秒2差の3着。コース適性は申し分なく、重賞3勝目を手にして秋のG1戦線に弾みをつけられるか。

 レーベンスティール(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)は前走のしらさぎSでは見せ場なく7着に敗れたが、重賞を3勝している実力馬。今回と同じコースのエプソムCを勝っており、仕切り直しの舞台としては申し分ない。

 サトノシャイニング(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キズナ)は皐月賞5着、日本ダービー4着の実績。初めて年帳場を相手に、力試しの一戦となる。

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