◆第78回秋季全道高校野球大会札幌地区予選 ▽Eブロック代表決定戦 北海10―0恵庭北=6回コールド=(29日・札幌モエレ沼公園野球場)
今夏の甲子園に南北海道代表として出場した北海が13安打10得点で恵庭北に勝利し、今季道内公式戦無敗の16連勝。1番・小野寺泰星右翼手(1年)が3安打2打点で打線をけん引し、6年連続45度目の全道大会出場を決めた。
相手の技巧派右腕に対し、2回まで無得点。重苦しい空気を1年生トップバッターが振り払った。3回1死。小野寺はこの日2打席目で、内角高め直球を右翼線にはじき返し三塁打。次打者のスクイズで先制のホームを踏んだ。
秋初戦から2戦連続で1番を務めたが、8打数2安打。満足のいく打撃は出来ていなかった。代表決定戦までの練習で逆方向を意識したことで調子を取り戻し、4、5回は2打席連続で中前への適時打。持ち味の長打ではなく、低く鋭い当たりも心がけて3安打の固め打ちにつなげた。
5歳から空手を始めた。IBKO国際武道空手道連盟主催の第9回全日本大会では小学2年生の部で日本一に輝いた実績を持つ。野球を始めたのは小学5年からと、伸びしろ十分なルーキーは「(全道では)ピッチャーのレベルも上がってくる。