プロレスリング・ノアは30日、元GHCヘビー級王者・潮崎豪がこの日いっぱいで退団したことを発表した。

 ノアは「このたび潮崎豪選手からの申し入れを受けて協議をいたしました結果、現在の契約期間をもって株式会社CyberFight/プロレスリング・ノアとの契約を更新せず、本日をもちまして契約満了となりましたことをお知らせいたします」と発表した。

 そして「ファンの皆様、関係者の皆様には、ご心配・ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんが、ご理解・ご了承のほどお願い申し上げます」と伝えていた。

 潮崎は、1982年1月21日、熊本市生まれの43歳。2003年4月にノアに入門。04年7月24日、ディファ有明での秋山準、橋誠戦で本田多聞とのタッグでデビューした。

 09年6月13日の広島大会で三沢光晴さんと組んで齊藤彰俊、バイソン・スミスのGHCタッグに挑戦も試合中に三沢さんが事故で亡くなり、三沢さんの最後のタッグパートナーとなった。翌日の14日に博多スターレーン大会で力皇を破りGHCヘビー級王座を初奪取する。新日本プロレスとの対抗戦で棚橋弘至、中邑真輔らと対戦するなど活躍したが12年12月にノアを退団する。

 13年には全日本プロレスへ本格参戦し3月17日の両国国技館大会で秋山準とのタッグで大森隆男、征矢学を破り世界タッグ王座を初奪取。7月に全日本に正式入団。15年1月3日にジョー・ドーリングを破り三冠ヘビー級王座を初奪取する。

 同年年9月いっぱいで全日本を退団し11月にノアへ復帰。16年5月28日に杉浦貴を破りGHCヘビー級王座を奪還。

6月にノアへの再入団が正式に決まった。20年1月4日、清宮海斗を下しGHCヘビー級王座を奪還。21年2月12日に日本武道館で武藤敬司に敗れ陥落するも翌22年4月30日に両国国技館での王座決定戦で清宮を破り史上最多の5度の戴冠を果たす。

 

 その後、24年1月2日に有明アリーナで新ユニット「TEAM NOAH」を結成し主宰興行を行っていたが、昨年夏には「胸椎第2棘突起骨折」でN―1を全戦欠場。さらに今年1月には両膝の手術で欠場。8月11日の神奈川・カルッツかわさきで復帰していたが、最近はケガでの欠場が続いていた。

編集部おすすめ