30日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、群馬県前橋市の小川晶市長が市幹部職員の既婚男性と2人で複数回ラブホテルで面会していた問題で、前橋市が25日付の人事異動で当該職員と見られる職員を降格処分したことが明らかになったことを報じた。

 番組では、小川市長が10月2日に市議への再説明を行う意向であることも報じた。

 コメンテーターで出演の野村修也弁護士はラブホテルへの移動の際、同市長が公用車を使用したとされる点について「市長としては、その時には必要な公務がなかったので自由な時間を使うことができたという主張ができると思うんですけど、ただ公用車は公務に使うために存在してますし、動かすのに税金がかかります。ドライバーの方も公務員になりますから、そうすると私的な目的のために使用したとなれば、市長の問題、責任ということにはなると思います」と話した。

 さらに司会の宮根誠司キャスターに「仮に男性職員の奥様に訴えられた時に男女関係がなくても、ホテルに行ってしまったということでダメですよね?」と聞かれると「いろいろな紛争の形があって、奥様の方から損害賠償を求める民事事件になってくると、それについて事実があったかどうかの証明責任とか、そういう問題になってくる」と、まず口に。

 「ただ、市政の問題というのは、また別枠で。仮に男女の関係があって、そういう所に行っても、私は支持しますよという人がいたりとか、逆に私は絶対にそういうことがあったら許さないとか、有権者の人たちがこの人が市長としてふさわしいのかどうかを判断する局面になってくるので」と続けると「事実があったかどうかについては公務に関するところについて、ウソがないのか、不必要な行為がないのかというのが事実関係だと思うんですよ。でも、この行為自体を倫理的にどう評価するかというのは、僕は市政、いわゆる市民の人たちの判断にゆだねるという形になるんだろうなと思います」と話した。

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