バレーボール男子日本代表の主軸・高橋藍(サントリー)が30日、地元・京都市内で契約する健康食品メーカーのサン・クロレラのファン交流イベントに出席。高校時代からサポートを受ける同社やファンの応援を実感し「家族のように思っている皆さんと一緒にいい景色を見たいですし、五輪でメダルを取ることが恩返しだと思う。

メダルを持ち帰れるように頑張りたい」と地元への恩返しを誓った。

 この日は10月1日にグランドオープンするサン・クロレラのカフェ「&Tea Room」でトークイベント。京都・東山高3年時の春高バレー優勝した直後の「本当に最初から」と栄養補助食品の提供などサポートを受けてきた地元の京都に本社を置くメーカーで「家族のように思っている」。同社スタッフによると、オープンに合わせて藍が一番に花を贈ったという。

 イベントに緑系のエプロン姿で登場すると、普段のユニホーム姿とのギャップにファンからも反響の声が上がった。「人生でバイトはしたことがないから、エプロンは新鮮ですね」と藍自身も照れくさそうだった。

 司会者から「アルバイトをするなら? 」と振られ、「声は出ます! いらっしゃいませ! 」と元気にアピール。ただ、癒やしの空間には声の圧がありすぎていたようで、「藍選手はカフェではなく、居酒屋がいいですかね」とつっこまれた。しかしその後、ファンを前にドリンクを提供する“店員”の仕事体験では声量を落として「ごゆっくり」と言うと「やっぱりカフェ店員も似合うかもしれない」と一同がうなずいていた。

 日本代表としてはネーションズリーグで8強、世界選手権では1次リーグ敗退と悔しさを味わった。「印象に残っているのは世界選手権。ファンの方にも長く応援していただいている分、いい結果を出すことができなかったのは、やはり責任があると思っている」と受け止めた。

次は連覇が懸かる10月24日開幕の大同生命SVリーグへと向かう。「多くのサポートを受けてバレーができていると感じた」。目標の28年ロサンゼルス五輪へ、全てを糧に走り続ける。

 ◆「&Tea Room」 健康食品を扱うサン・クロレラが運営するカフェ。こだわりのドリンクに加え、60種類もの栄養素がとれるクロレラや高麗人参の仲間であるウコギを使ったスイーツなど、オリジナルメニューを取りそろえる。10月1日、京都市の地下鉄・五条駅から徒歩圏内にグラウンドオープンする。

編集部おすすめ