凱旋門賞・G1(10月5日、フランス・パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)追い切り=10月1日、シャンティイ・コワイラフォレ調教場

 クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇厩舎、父キタサンブラック)は芝コースで前に馬を置く形からスタート。最後は前を射程圏に入れた状態から、鞍上の北村友にしっかり手綱を押されると、グッと加速し、勢いある走りで併入に持ち込んだ。

 海外初戦だった前走のプランスドランジュ賞は仕上がり途上と言える状態の中での勝利。今回は中2週での叩き2走目となるが、先週の1週前追い切りに続き、負荷のかかるメニューをしっかりと消化した。上積みを求める仕上げで、今年の日本ダービー馬が日本調教馬初となる大仕事を狙う。

 北村友一騎手「前の馬を見る形で4ハロンから15―15で入って、しまいに体を使わせて、動かしたなかで並んでフィニッシュしました。求めていたことができました。いい追い切りでしたね。(求めていたことは)馬自身のバランスだったり、反応を求めて、これまで調整してきました。追い切り前からずっと乗せてもらっているなかで良くなっているのを感じました。前回より格段に良くなっています」

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