今季限りで現役を引退する阪神・原口文仁内野手が試合後、引退セレモニーで感謝の思いを言葉にした。
「タイガースファンは世界一です。
度重なる故障で育成契約となり、大腸がんという大病も患った。「鳴尾浜球場から始まったプロ野球生活。近くて遠い甲子園球場を目指し、日々練習に、試合に明け暮れました。たくさんケガもしました。悔しい思いもしました。それでも大きな目標があったので心が折れることは一度もありませんでした」と不屈の精神で乗り越えてきた。
「金本さん、掛布さんに1軍の舞台に押し上げていただき、野球人の聖地、甲子園でプレーできる喜び、あの日の興奮した気持ちは今でも忘れません」と感慨深げに振り返り、また前を向いて「今シーズンはまだ道半ばです。CS、日本シリーズと続きます。その戦力になれるように、最後の最後までやり抜きます。その日まで、よろしくお願いします」と気合を込めた。