ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、あす4日(同5日)に行われる地区シリーズ第1戦の敵地・フィリーズ戦の先発へ向けて全体練習前に敵地・シチズンズバンクパーク(フィラデルフィア)で行われた会見に出席した。
大谷は「すごい楽しみにしてます」とし、「もちろん緊張することもあるとは思いますけど、シーズンこれまでたってきて、また明日プレーできるということにまず喜びを感じてますし、健康な状態で明日またプレーできる状態を迎えられればまた、それが自分にとって幸せなことだなと思います」と意気込んだ。
レッズと本拠地で戦ったワイルドカードシリーズでは、9月30日(同1日)の第1戦で初回先頭弾など2本塁打を放ちチームの先勝に貢献すると、第2戦でもリードを広げる貴重な適時打。ドジャースは2連勝でワイルドカードシリーズを突破し、ナ・リーグ東地区王者・フィリーズが待つ地区シリーズへと進出した。
当初はワイルドカードシリーズ第3戦の先発が見込まれていた大谷だが、2連勝で突破したことで、地区シリーズ第1戦の先発に決定。ポストシーズンで登板するのは自身初となる。地区シリーズでも第5戦までもつれた場合には、再び中6日で登板する可能性が高く、「投手・大谷」が地区シリーズのキーマンとなりそうだ。
エンゼルス時代の23年9月に18年10月以来2度目となる右肘手術を受けた大谷。今季は6月からリハビリを兼ねながらメジャー登板するという異例の形で登板を続けてきた。8月27日(同28日)の本拠地・レッズ戦では今季唯一となる白星。レギュラーシーズン最終登板だった9月23日(同24日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦では今季最長で最多の6回91球を投げ、中10日でのマウンドとなる。フリードマン編成本部長は、大谷に投球回や投球数の制限がないことを明言している。
フィリーズ戦は、今年9月16日(同17日)に本拠地で登板。56発&132打点で2冠王のシュワバー、MVP2度のハーパーら強打者がそろう中で、5回無安打無失点の快投を見せた。