パ・リーグ 楽天7X―6西武(3日・楽天モバイル)

 7番・左翼で4試合ぶりスタメンの楽天・鈴木大地が、今季限りでチームを去る同学年の仲間たちの登場曲を使い、思いを表現した。2死一塁からの第1打席では島内宏明外野手のTUBE「海の家」を、5回1死一塁からの第2打席では阿部寿樹内野手のサザンオールスターズ「彩~Aja~」を、7回無死一、二塁からの第3打席では岡島豪郎外野手のET―KING「PRIDE」をそれぞれ使用。

8回2死一、三塁からの第4打席は自身の登場曲を流した。

 「3人それぞれ同級生、野手ってことで、僕はすごくいい刺激で、いい関係でやらせてもらっていたので。こんなことでしかなかなか気持ちは伝えられなかったんですけど」と説明。「それぞれの登場曲が流れたら、喜んでくれるファンの方は絶対いたはずなので」と話し、「4打席回ってこなかったらどうしようと思ったんですけど、全部流れてくれてよかった」と言葉をつなげた。

 鈴木大はロッテからFA移籍で2020年に楽天へ加入。2011年ドラフト5位の岡島、同6位の島内、2023年に中日から移籍してきた阿部と、同学年で競い合ってきたチームメートは岡島が現役引退、島内と阿部は戦力外通告を受けた。様々な思いを胸に、最後まで戦い抜く。

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