甲子園の興奮を巨人の大城卓三捕手(33)が一発で吹き飛ばした。逆転を許し、阪神ファンの熱が冷めぬまま迎えた8回だった。
甲子園で巨人の左打者が本塁打を放ったのは23年9月21日、自身が満塁本塁打を放って以来、約2年半ぶり。試合前から右翼から左翼へ強い浜風が吹いていたが負けることなく振り抜き「感触というか捉えた感じはよかった。でも自分もまさか入るとは思わなかったので…。ウェートパワーっす!(笑)」とはにかんだ。
今季2度目の先発マスクで期待に応えた。2回、無死一、二塁の好機で二塁手・中野のグラブをはじく先制の中前適時打を放つと、4回1死から迎えた第2打席でも中前安打を放ってこの試合前まで通算打率3割6分4厘と好相性の才木キラーぶりを発揮。昨年8月17日の阪神戦(東京D)以来となる3安打をマークして「キャンプからずっとやってきてバッティングの感じ的にいい感じがあるので少しでも継続して打てるようにやっていきたいです」とうなずいた。
シャイだが、仲間思いの心優しい男だ。開幕前に声をかけると「僕、取材とか自分のことを話すのが苦手なので、なるべく聞かないでくださいね(笑)」と笑顔で語った。ただ一方で「ピッチャーのことなら何でも聞いてください! 僕のことはいいので、投手のことをよく書いてあげてください」と投手の話になると多弁になる。
この日は今季初めてバッテリーを組んだ則本を好リード。「則本さんは真っすぐが非常によかったので、それ以外の球も生きたと思いますし、コントロールよく投げてくれたのでとてもいい投球だったと思います」と手放しでたたえた。
好調の要因を問われると「体の感じがいいからです! はははは!」と豪快に笑った背番号24。仲間とチームのために―。どんな時でも自分の力を発揮できるように、備えている。(水上 智恵)
金村義明Point 岸田の調子が上がらないなか、大城の猛アピールによりチームが活性化する。やはり打力は抜群。モレッタからの同点ソロはもちろん、才木に対しても各打者が苦しむ直球に対応していた。盗塁阻止で試合を終え、守りでも成果があったことで、より充実した試合になった。










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