「誰でもスマホ リサーチセンター」が2月25日~3月4日に604人に実施した調査結果によると、「スマホが止まる」、その危機に直面した519人が、誰にも助けを求められないまま通信というライフラインを失っているというデータが分かった。

 現在、内閣府の調査でも「中高年の孤立」は深刻な社会課題として指摘されている。

経済的困窮に加え「恥ずかしさ」という心理が初期のSOSを阻み、結果として孤立を深めていく構造が明らかになった。スマホの利用停止や強制解約の瀬戸際に立たされた際、周囲に助けを求めることは極めて難しいという事実も判明。今回の調査において、誰かに相談「できなかった」と回答した人は全体の半数以上にのぼる519人だった。

 通信を失えば、仕事探しの際の採用連絡や、行政の支援窓口へのアクセスも物理的に断たれる。社会的なダメージを受けることが分かっていながらも、声を上げられない層が多く存在している。相談できなかった理由として最も多かったのが「恥ずかしくて言えなかったから」というもので、170人が選択。次いで「心配をかけたくなかったから」(131人)、「どうしていいか分からずパニックになったから」(128人)と続く。金銭的な困窮や支払いの滞納を社会的な「恥」と捉え、すべてを自分一人で抱え込もうとする意識が強く働いていることがうかがえる。

 この心理的ハードルが相談の機会を遠ざけ、自ら退路を断つように孤立へと向かってしまう要因となっていることも明らかになった。

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